結露クレームの誤解

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結露クレームの誤解

サッシメーカーの品質管理室の方を講師にお迎えして、結露の勉強会を開催しました。

季節としては過ぎていますが、この冬に相当件数のご相談をいただいたので、来年に備えて今から正しい知識を勉強しておこうということです。

結露は簡単に言えば、室内の湿度と温度から露点温度(結露が発生する温度)がわかります。これは誰でも計算できることで変えることができない事実です。

例えば、室内気温20℃で湿度60%の場合、ガラス面の温度が12℃以下になると結露が発生する。

室内気温20℃で湿度40%の場合、ガラス面の温度が6℃以下になると発生するなどと自動的に計算できます。

そのうえで、結露のクレームでは、お客様が天気予報で自宅周辺の外気の温度を確認し、室内の温湿度計で計測した数値かた計算して、「これで結露ができるのはサッシが欠陥品だ」と主張されるのを見かけます。

計算できる以上、確かにそうですが、ガラス面の温度は天気予報の外気温度とは異なります。

実際にご自宅のガラス面の温度を計ったうえで、計算式に当てはめて検証する必要があるのですが、残念ながらご家庭にそのような機器はありません。

結果として、異なった数値で計算したものを根拠にクレームを出されるので、かえってトラブルが大きくなる傾向にあります。

おそらくサッシやガラスの性能が間違っているということは、ほぼないと考えられますので、結露が発生するのは、お客様の住まい方に原因がある可能性が高いことになります。

したがって室内の温度と湿度の管理を徹底していただくことで、結露トラブルの多くはなくなると考えられます。