分譲マンションを購入して住んだり、投資として賃貸する方も多いと思います。
そのための指標は最寄駅からの距離だとか、分譲会社のネームバリューとか、施工会社の規模とか、設備・グレードなどいろいろあると思います。
そして「マンションは管理を買え」とは、以前から言われている指標です。
ところが近年問題となっているのが管理人不足です。
企業の定年延長の動きによって退職者が減っていることが一番の原因ですが、全企業に共通した労働人口の減少、体力的につらい業務の敬遠によっても管理人のなり手がなくなっていることがあります。
今後は管理会社にとって収益性が芳しくないマンションや、住民のクレームが厳しいマンションから順に、管理人が撤退するところが増えるでしょうし、管理会社そのものが撤退することも考えられます。
そうなったときにそのマンションの価値を高めるのは、区分所有者や住民の管理に対する姿勢になります。
少なくとも総会には出席する、理事になって理事会に出席する、自分でできる清掃をする、住民相互の交流を図る、そういうことをしなければならなくなる時代になります。
管理人がいなくなってから対応を考えていては手遅れです。
ご自身で住んでいる、賃借人が住んでいる、どちらも変わりません。
「マンションは管理を買え」の時代は過去のものになります。
「マンションは管理に積極的に関わるかで決まる」そういう時代になります。
マンションの価値を維持したい、向上させたい、そうお考えの方は一度考えてみてください。