すでに6月に入ったので、いま室内の結露で悩んでいる方はいらっしゃらないと思いますが、住宅に関する悩みで1位は暑い、2位は寒い、3位は結露と言われるように冬場の結露は大きな問題です。
先日サッシメーカーさんと結露について意見交換したところ、ここ数年で結露に関するクレーム・トラブルは半減したとのことでした。
これには2つの原因が考えられるとのことです。
1.樹脂サッシなど結露がし難い製品の普及が進んだこと。
これは解説するまでもありませんね。特に住宅を新築される施主様の情報収集が進んだことや、性能にこだわる工務店が増えたことが理由です。
2.工務店・ハウスメーカーの営業マンの教育が進んだこと。
以前は施主様に対する営業ト-クで「この家は結露しません」などと話していたものですが、これを信じて新築した施主様が結露を発見してクレームになるケースが多く見られました。
そもそも絶対に結露しない住宅などあるはずもないのに、そのようなトークを使っていたことに問題があったわけです。
サッシや断熱材に問題がなかったとしても、施主様の生活スタイルや使用する暖房機器などによって結露が発生することを説明していなかったわけです。
それが最近は営業マン教育が進んで、生活スタイルなどによって結露が発生する可能性があることが認知されるようになったとのこと。
正しい情報を提供する営業マンであればトラブルにならないと思いますが、逆に正しい情報より「絶対に結露しません」というトークを信じてしまう施主様がいらっしゃると困るのですが。