来年3月完成・引渡予定の新築マンションを購入される方から、住宅ローン選びのご相談。
住宅ローンの金利などの条件は、融資実行時(ローンのお金が出てくる時、一般的には引渡時)の条件が適用されます。(一部申込時の金利が適用される商品もあります)
今2023年5月に売買契約を締結した場合、とりあえず住宅ローンが通るかどうかを確認するために、どこかの金融機関に申し込みします。
しかし実際に3月になったとき、申し込んだ金融機関のローンが最も有利かどうかはわかりません。
そこで2月に入ったあたりに、その時点で最も有利な金融機関を探し、別の金融機関の方が有利なら、そちらに申し込むことになります。
したがって今5月に申し込む金融機関は、必ずしもベストローンの金融機関でなくても結構です。
もう1点。
融資実行まで期間が長い場合、団体信用生命保険(団信)に注意が必要です。
5月に申し込んだローンの団信告知書(自分の健康状態を告知する書面)の有効期間は1年間や180日など期限があります。
180日の場合、来年3月前に期限が切れますので、再度告知し直しが必要になります。
このときに病気を発症していたりすると団信が通りません。
ということで「とりあえず申し込んでおく」と言っても、現時点で考えられるベストな金融機関にしておくことと、団信告知書の期限が1年となっている金融機関を選ぶこと。
このあたりが注意点になります。