省エネ性能に詳しい建築士さんをお呼びして勉強会を開催しました。
2025年に省エネ基準適合の義務化、2030年にはZEH水準適合の義務化が予定されています。
それに向けて、すでに省エネ性能や断熱性能の基準が厳しくなっています。
勉強会では省エネ性能・断熱性能の計算方法を中心に学びましたが、計算はあくまで設計図からはじき出した机上の数値を基に判定されているのが実情です。
講師を含め受講者の意見は、「設計上は優れた省エネ性能・断熱性能になっていたとしても、現場がその通りに工事をしないと絵に描いた餅だよね」というのがほとんどでした。
現場の施工の実態を知っている方が多かったせいか、結論はそういうことになりました。
つまり設計上は優れた性能でできていたとしても、工事のミスや手抜きがあれば予定していた性能が実現できないということです。
勉強会では、最終的には建築士がちゃんと現場監理をすることと、ホームインスペクション=第三者による住宅診断を入れることで、性能が確保できる確率が高くなるというところに落ち着きました。