このテーマは最近何度も書いていますが、本当にお問い合せが多いので、もう一度書きます。

日銀の金利政策の一部修正で長期金利が上昇した結果、住宅ローン金利にも影響がありました。

ただし金利が上昇したのは、１０年以上の固定金利型ローンがほとんどです。代表的なのは【フラット３５】など長期固定金利型ローンです。

これらは長期金利に連動するため、影響を受けることになりました。

一方、短期プライムレートに連動する変動金利型はまったく影響を受けていません。中には金利を下げた金融機関もあります。

このように連動する金利が異なるので、すべての住宅ローン金利が一切に上昇する訳ではありません。

ではお問い合せが多い「変動金利型はどうなったら上がるのか？」というご質問ですが、短期プライムレートが上がれば変動金利型ローンの金利も上がります。

短期プライムレートが上がるということは、設備投資などで企業の資金需要が旺盛になって、金融機関からお金を借りなければならない企業が増えれば上がる可能性があります。

もっと簡単に言えば、住宅ローンを借りようとされる皆様のボーナスが「あれっ、とっても多く出たぞ」と思われるようになったら、上がる可能性があると思って良いでしょう。