各金融機関の１２月実行分の住宅ローン金利が出そろいました。

今回は各金融機関が「先月の何日時点の金利を基準として決めたか」という点と、「１２月の営業戦略をどうするか」の２つの指標によって、大きくバラツキが出る結果となりました。

長期金利に連動するフラット３５（団信込み・融資率９割以下）は、先月１．４８％　→　１．６１％と大幅アップ。

しかしすべての金融機関の長期固定型が上がった訳ではありません。中には逆に下げている金融機関もあります。

変動金利型は、金利競争に果敢に参入して下げたところもあれば、逆に上げたところもあります。

日米の金利差による一時の急激な金利上昇＋円安は一旦落ち着いており、その落ち着きが住宅ローンの金利に現れるのは年明けになるでしょう。

大まかに言えば、変動金利型は今後もしばらく上昇はなく、長期固定金利型も落ち着くので、焦る必要はありません。