先週から今週にかけて、シニア層の同じようなご相談が続いたのでご紹介します。
シニアですから年齢は58歳~65歳で、そろそろ退職後の家計が心配という方です。
結論から言うと、すべてのご相談者が老後資金が不足することが確定している方ばかりでした。
原因は過剰な住宅ローン、住まいが賃貸などです。
1.賃貸住まいの場合
退職金を受け取った後、年金生活に入る時点で、今後の家賃(いつまで住み続けるかによりますが)の合計額を保有している必要がありますが、8年分程度しかない。
64歳までに相談いただければ、場合によって住宅ローンを利用して住宅を購入することもできます。
またリバースモーゲージを利用することも検討できますが、今回はどちらも難しい相談でした。
2.過剰な住宅ローン
今後10年以上住宅ローンを返済する必要があるが、返済に充てる原資が不足する。(繰上げ返済もできない)
いずれもいろいろ検討しても解決不可能な相談でした。もうすこし速くご相談いただければ対策があったかも知れません。
お若い方の住宅購入では、最近でこそFPに相談して資金計画を立てる方が増えていますが、多数派ではありません。
若い時は購入自体に問題はないとしても、特に住宅ローンを利用される場合は退職後の家計に影響してきます。
是非FPにご相談いただき、安心安全な資金計画を立てられることをお勧めします。