いわゆる富裕層の方が新築されている住宅を見てきました。
新築中の現場は、監理建築士が監理して図面と異なる箇所があれば指示して手直しします。
今回の現場は、富裕層専門に設計しているという建築士さんが、ちゃんと現場に来ています。(監理建築士が現場に来ることは、法律で決まっているにもかかわらず珍しいことです)
ただ残念ながら、どちらかというとデザインであったり、豪華な設備に注意を払っているようで、建築の基本的なルールに興味がないようです。
一般的な建売住宅クラスの現場で出るような指摘を出したのですが、よくご存じないようです。
結構な数の補修をお願いしました。
どのような職業でも優秀な人もいればそうでない人もいます。建築士も同じです。
富裕層専門と言えども完璧なわけではありません。施主様が支払う対価からすると、正直心もとない現場です。
まぁ富裕層の方が建築的に完璧な家を求めていらっしゃるとは限りません。
むしろ富裕層の間で知られているその建築士に設計してもらうことがステータスで、そこに価値を見出すという方が多いと思います。
その点でこの家は価値があるとは思います。
そこで、第三者検査を入れて、建築的に補完することは良いことだと思います。