昨夜のNHK『クローズアップ現代』では「マンションの2つの高齢化問題」と特集していました。
マンションの2つの高齢化とは、入居者の高齢化による管理組合の運営困難と建物の構造の老朽化を言います。
マンションブームで新築されたマンションが、今後築40年を超えて増加します。
それにともない管理不全や修繕積立金不足による建物の劣化が表面化してきます。(すでにしています)
番組では、この解決法としていくつかのマンションの成功事例を紹介していましたが、その内容を突き詰めると「コミュニティー形成」ということになると受け止めました。
マンションを選ぶ方は、鍵1つで出かけられ、近所づきあいも少なくて済むというメリットを求める方が多いようですが、これが逆にマンションのデメリットになり、2つの高齢化問題を助長することになります。
マンションは見ず知らずの他人が多数で共同生活をする仕組みと考えると、入居時からお隣さんと仲良くしておくことが将来のために重要になって来ます。
管理組合総会には出席しない。お隣さんがどんな人か知らないなどは、将来2つの高齢化問題を抱える予備軍と言えるでしょう。
これからマンション購入を検討される方は、その点をご理解いただいたうえで購入されることをお勧めします。