柱の木材に節があると欠陥住宅なのか?

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柱の木材に節があると欠陥住宅なのか?

新築中の住宅の柱に節がある!これは欠陥住宅だとおっしゃる方がいらっしゃいましたので解説を。

注文住宅で家を新築する時、いろいろな部材を指定して見積もりを取られると思います。その中でキッチンや浴室、壁紙などは十分検討されると思いますが、柱材について検討される方は、最近はほとんどいらっしゃらないように思います。

そのため冒頭のようなクレームが結構な頻度で起こっています。

最近は欠陥住宅とされるような劣悪な木材を使うことはありません。

ただ柱にもグレードがあり、良い木材からそうでない木材まで等級が違いますし、当然値段も違います。

例えば木材の等級は、代表的な吉野檜であれば節の数と大きさで違ってきます。

最上級 無節:節がない

上小節:直径6ミリ以下の小さな目立たない節はある

小節:直径20㎜以下の節がある。節の穴があれば埋め木をします。

最下級 節あり:「一等」と言われるもので、小節より大きな節が多数あり、埋め木がしてあります。

一番下の等級でも「一等」と命名されているので誤解しそうですが、それでも欠陥木材ではなく、目に見えない場所に使う構造材や下地材、ウォークインクローゼットなどに使います。

これを見ていただいてもおわかりのように、「一等」でも構造材(柱等)に使っているので欠陥ではありません。

それでも柱に節がない方が良いという方は、建築会社に「無節で見積もってください」と言っておく必要があります。もちろん価格は上がります。

節があるから欠陥だとおっしゃる方は、今一度工事請負契約書一式をご覧ください。最社から「一等」と書いてあると思いますよ。