ここ数年で住宅の内装工事で、クロス(壁紙)にアクセントクロスを使うことが一般的になってきました。
家づくりをされる一般のお客様だけでなく、中古住宅・マンションを買い取ってリフォームし、再販する買取再販業者(不動産業者)の多くが使っています。
先日買取再販業者の物件の内覧に同行したのですが、担当営業マンが「このアクセントクロスは私が選びました」と言っていました。
それほど一般化しているアクセントクロスですが、あるインテリアコーディネーターさんに言わせると注意が必要とのことです。
特定の壁一面だけを他と異なるクロスにするこで目を引くようにするわけですが、その場合、サッシ枠や巾木、回り子などとのバランスまで考慮している人は少ないそうです。
他の壁面はそれらと合っていたとしても、アクセントクロスに変更した部分だけ合っていないという事例を多く見かけるとのこと。
確かに先ほどの営業マンが選んだという部屋は、決して素敵とは思えなかった理由がそこにあったのですね。
内装工事は、是非ともインテリアコーディネーターのアドバイスを受けてコーディネートされることをお勧めしますが、優秀なほどコーディネーターはアクセントクロスを多用しないとのこと。
お客様ご自身が納得できれば良いということでしたら結構ですが、せっかく採用するのなら、細かなところまで配慮して採用されると良いと思います。