(7)不動産業者に買い取ってもらって買い戻す
離婚後もマイホームに住み続けるために、一旦不動産業者に買い取ってもらい、しばらくしてから買い戻すことを考える方がいらっしゃいます。
この提案のネックになるのは、買い戻すとき住宅ローンが利用できるかという点です。
自宅に残った側は、住所はそのまま移動しないで住み続けているので、住宅ローンを申し込むと金融機関は、なぜこのようになったのか事情を説明するように求めてきます。
内容によって、金融機関は事実上親族間売買の支援に当たると判断し、審査さえしないことがあります。
また買い戻すまでの間、不動産業者に家賃を支払う必要がありますし、買い戻す価格も決めておかなければなりません。当然業者も事業ですから、それなりの利益を求めて来ると思います。
ということで、この方法も不動産業者や金融機関と周到に打ち合わせしておく必要がありますし、そう簡単にはいきません。