住宅・マンションを新築・購入する前に、将来の家計のシミュレーションを作って予算の上限を決めることが一般的になってきました。
それがFP(ファイナンシャル・プランナー)の仕事でもあります。
先日30年ほど前に、FPさんにシミュレーションしてもらったというある金融機関の支店長さんから聞いた話。
「そのときのシミュレーションでは、今の歳になる頃には家が2軒あって、ベンツに乗っている生活になっているはずでした」と笑っておられました。
金融機関にお勤めでしたので、その後の「バブル崩壊」でシミュレーションしたように給与が伸びなかったということです。
家が2軒とベンツがなくても、何とか生活はできているので問題はありませんが、中には厳しい家計になった方もあると思います。
そうです。FPが作る家計の将来のシミュレーションといっても、完璧に予想できるものではありません。
増税あり、年金制度の変更あり、給与の変動あり、場合によっては子供が一人増えたということもあるかも知れません。
そこでお願いです。
住宅購入時に家計をシミュレーションすることは必須だと思いますが、できればその後も定期的に見直しをしていただきたいと思います。
こまめに見直していれば、大きく外れることがないと思いますし、困った時も早めの対策ができます。
できれば毎年見直しされることをお勧めします。
弊社住宅相談センターではデータをちゃんと保管しています。いつでも見直しできますのでお気軽にお声がけください。