最近このご相談が増えています。
アメリカでは利上げで、住宅ローン金利が高騰し5%台だと聞くとビックリ。
今から住宅ローンを利用する人は、固定金利型か変動金利型かと悩むわけです。
アメリカの住宅ローン市場は、私がアメリカで聞いたとき(2008年)は、固定金利型(ほとんどが30年固定です)の利用者が75%、15年固定が15%、変動金利型(3年固定、5年固定=日本と変動金利の仕組みが違います)が10%程度でした。
その後の情報でも、この割合はほとんど変わっていないと聞いています。
日本と真逆ですね。日本では変動金利型が70%超、最近は80%に達しているようです。
アメリカの30年固定金利型の金利は、長期金利に連動するので、FRBが利上げすれば上昇し、その結果現在5.3%程度になっています。
日本でも長期金利型の代表格フラット35の金利は、念書から上がって来ています。
しかし変動金利型は連動するものが違います。短期金利に連動するので、こちらは変化はありません。
アメリカはどうしても固定金利型住宅ローンが多いので、金利が上がるとニュースで取り上げられ易いため反響が大きいのですが、日本では逆。変動金利型が多いので、当面慌てる必要はありません。
ただし短期金利が上がり出したら変動金利型も上がります。
それがご心配な場合は、今から長期固定型にしておけば安心です。何しろ日本の35年固定なら1%台前半ですから。アメリカ人が聞いたら驚きますね。