新築マンション価格が高騰しているため、売れ残っているマンションを値引きしてもらい、手が届く価格帯で購入しようという方が増えています。
そのとき気になるのが、なぜ売れ残っているのか?そして将来の資産価値はどうか?ということです。
新築分譲マンションが売れ残る理由はいろいろあります。
1.企画や仕様が市場に合っていない。(単身者マーケットなのにファミリー向けの間取りを作ってしまったなど)
2.市場規模がそれほどないのに、総戸数が多い大規模なものを建ててしまった。
3.販売価格が高過ぎた。
4.営業部隊の販売能力が低かった。
5.販売戦略が間違っていた。
6.急いで売る必要がない。
最近は6の「急いで売る必要がない」という理由が増えています。これは値引き交渉には応じていただけません。
新築の分譲価格が高騰しているので、いずれ自分のところの相場も上昇するだろうと見越して、相場が追い付くまでじっくり売ろうとしているためです。
1と2については市場に合っていないことが理由ですから、将来余程周辺環境が変わらなければ、ニーズのないマンションであることに変わりはなく、売却時にも苦戦すると考えられます。大幅値引きが必要になると思います。
3の価格が高かったら、値引きして適正な価格になれば問題ありません。
4・5はどのような販売手法を使ったのか、一般の方にはわかりません。将来ご自身が売るときにも、ある程度苦戦することになるでしょうから、こちらも値引きで対応することになります。
いずれにしても市場調査をして適正な価格で購入できれば問題ないと思います。