間取り図は自分で描かない方が良い

住宅のこと相談して安心・安全・スムーズ

名古屋エリア随一の住宅相談専門の事務所
100%相談者のための家づくりをサポート

ご相談・お問合せ

【TEL受付】10:00~18:00 水曜休

  1. トップページ
  2. オフィシャルブログ
  3. 間取り図は自分で描かない方が良い

間取り図は自分で描かない方が良い

間取り図を描くのは、家づくりで一番楽しい作業だと思います。家族でどうしようか、ああしようよと話し合うのは本当に楽しいです。

しかしこのブログで何回かお伝えしましたが、きっちりした間取り図までご自身で描き上げるのは避けた方が良いと思います。

もちろんご自身が建築士さんやハウスメーカーの社員さんで、何度も間取り図を描いたことがある方は別です。

先日こんなご相談がありました。

家族で半年かけて練り上げた間取り図が大変気に入っている。このまま建ててくれる工務店さんはないでしょうか?というご相談です。

しっかり方眼紙に描いてありましたが、この方眼紙は市販の10㎜単位の方眼紙でした。これに間取りを落とすといわゆるメーターモジュール(1000㎜単位)で間取りができます。

ところが日本の住宅の多くは尺モジュール(910㎜単位)で設計されているので、まったく同じ間取を作ることはできません。

そこでお客様の間取りに近くなるように尺モジュールで引き直すと、当初考えていたより面積より増えてしまい、予算が合わなくなってしまいました。(メーターモジュールで工事してくれる工務店は、もともと予算が合いませんでした)

私たちの生活では、普段「寸」とか「尺」という単位を使うことがありません。もっぱらメーターで考えるので、いざ家の間取りを作ろうとしたとき、メーターモジュールで描くことに違和感はありません。

ということで、メーターモジュールの間取り図を尺モジュールに直すことはできないことはありませんが、まったく同じ間取りはできないので、せっかくご家族皆さんが満足する間取りでも実現できないことになります。

できれば皆様にはゾーニング(どの広さの部屋をどの位置に持ってくるか、その部屋はどう使うかを紙面に描くこと)をする程度にとどめていただき、あとは建築士さんの提案力に期待する。そんな進め方が良いと思います。