不動産上場企業オープンハウスが仲介で、子会社ホーク・ワンが売主の建売住宅を購入されるお客様からの依頼で、売買契約に立ち合ってきました。

オープンハウスというと、弊社のお客様からも、また聞く話でも「長時間缶詰にされて契約を迫られた。」とか「ろくに説明をしないまま、契約を急がされた。」などのクレームが寄せられる、そういう会社と考えられています。

実際営業マンの営業力は、他社を圧倒していることは誰もが認めるところだと思います。

しかし、今回のお客様がおっしゃるには「営業マンは他の不動産会社と比較して能力が高い。大人と子供ほど差があると感じる。営業責任者も大変有能で信用できる。」とのことでした。

ではなぜ弊社住宅相談センターに立ち合いを依頼されたか？

信用できるが、落とし穴というのはどこにあるかわからないし、住宅なんて一生に何度も買えるものではない。慎重には慎重を期してお願いするものですとのことでした。

実際、契約書では修正していただかないといけない重要な点がありましたし、調査不足の箇所もありました。

しかし、それ以上に社内の連携が取れているのと、営業責任者の能力が優れていることは感じられました。

お客様の疑問点ではわからないところはわからないと言って、すぐに解消できるように努力する。追加資料が必要ならすぐに用意するなど、対応はその辺の不動産業者より数段優れています。

契約は、まず売主業者（子会社）から建物のアフターメンテナンスや保証内容の説明。こんなことは普通はないです。

重要事項説明書や売買契約書は、前日取り寄せて目を通していただいたのと、弊社でも朝一で見て修正点も直されていたので、さらっと読み合わせ。

終了後、お客様に「なかなかしっかり読んでいます。他の業者はここまでやりませんよ。」とお伝えしたところ、「それは御社が座っているからじゃないですか。」とのこと。

そのようには見えませんでした。日頃からちゃんとやっていると思います。

ということで、普段抱いているオープンハウスの印象とは、良い意味で違ってしまいました。良い話なので実名を出して書きました。

それにしても昨日は日曜日ということもあり、契約ブースは満員でした。すべての契約者が、このようにきちんと説明されていれば問題はないと思います。

ただ、現地を見てから契約まで３日というのは、普段から不動産情報を読み込んでいない人はしんどいと思います。今回のご依頼者は書類を細かくチェックされる方だったということもスムーズに運んだ理由かも知れません。

あとは建物をしっかり作っていただくことが大切ですが「建築中もどうぞ自由に検査していただいて結構です。」とのこと。ありがたいです。