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住宅が建っていない建売住宅の注意点

建売住宅は、実際に建っている住宅を見て購入できるのがメリットですが、最近はただの土地(更地)の状態で「建売住宅」として販売するケースが増えています。

最近ご相談があった例では、まだ古い建物が建っている状態で売買契約まで終わっていたケースもありました。

建物が建っていない状態で販売する方法を「青田売り」と言って、新築マンションでは一般的な手法ですが、戸建て住宅では少数派でした。

それが最近増えてきているのは、売主が少しでも資金回収を急ぎ、販売を終わらせようという考えからかと思います。

この販売方法は、業法では建物の建築確認済証が発行されていれば問題ないとされています。

しかし、高い買い物にも関わらず、実物を見ないで購入するのはリスクがあります。

多くの場合、別のモデルルームや施工事例を見せて「これと同等の建物が建ちます。」などと説明して契約まで持ち込んでいるようです。

マンションの場合、ある程度規格化されており、劇的に違うものができるということはありませんが、戸建ての場合、そうでもありません。

このような青田売りの場合は、設計図、特に仕様書や構造図などをしっかり読み込んでおかないと、考えていたものと違う建物にだったということが起こります。

先日も、耐震等級2以上と思い込んでいたら、実際は等級1だったということがありました。

青田売りの場合は、より慎重に検討していただきたいと思いますが、逆にメリットもあります。

着工前ですから、建築中の第三者検査(ホームインスペクション)を入れさせてほしいと希望することができます。

完成した建売住宅はある程度検査できますが、基礎や壁の中までは見られません。

その点青田売りなら、建築中いつでも見られます。

ただ建築中の建物は、あくまで売主のものです。(厳密に言うと法律上は建築会社のもの)ですから、必ず「建築中に第三者検査をさせてください。」と頼んで、売主の了承を得てください。

実際に第三者検査をするかどうかは別として、断るような業者は避けた方が良いと思います。