家づくりは大変な作業ですが、その中でも個人的には内装・インテリア工事は難しいと感じています。
内装・インテリア工事は「仕様打ち合わせ」の段階で行いますが、建築会社によって対応はばらつきがあります。
専門のインテリアコーディネーターを用意しているところもあれば、見本帳をどんと渡して「お好みの壁紙を選んでください。」というところもあります。
またインテリアコーディネーターも、社員として常時雇用しているところもあれば、アルバイトで給料はインテリア工事の請負額によるという歩合制になっているところもあり、正直玉石混合という印象です。
そんな中で施主側の注意点として、私からお伝えできるのは2点。
1.ご自身の趣味嗜好をしっかり持ってください。
最近はアクセントカラーなどという用語も一般化していますが、必ずアクセントカラーを使わなくてはならないという決まりはありません。
私が勤務していたハウスメーカーでは「家の主役は住む人です。インテリアや什器備品・住設が目立つようなコーディネートは避けましょう。」と教えていたので、至ってシンプルなコーディネートが多かったです。
ご自身が考えるコーディネートをしっかりコーディネーターに伝えることが大切です。
2.色は白く・薄くなる。
結構派手な色や目立つ凹凸の部材を選んだとしても、実際にできあがってみると意外におとなしい。
これは面積が広くなると色は白く・薄くなるという特徴があるからです。
派手な色を選んだのに、意外におとなしいねということはしばしばあります。
壁紙や床材などを選ぶときは、できるだけ大きな見本(メーカーのショールームにあります)で確認し、できれば太陽光の下に出してみてください。
以上内装・インテリア工事に関して私が言えるのは、この程度です。ご参考になさってください。