前回に続き住宅を新築したり建売住宅・新築マンションの購入は、価格が高騰していて予算が追い付かないので、中古(既存)を検討してみようという方からの相談が増えています。
ただ今までそのような準備をして来なかったので、どんな点に注意したら良いかというご相談です。
新築と既存のメリット・デメリットを見てみましょう。
①立地面では、新築は販売される場所を気に入るかどうかが重要です。逆に既存なら、自分が欲しい場所を絞って探すことができます。
②新築は完成するのを待っていないといけませんが、既存なら比較的早く入居できます。
③新築は当たり前ですが新品で、既存は人が使用した後になります。
④新築は既存と比較して価格が高い。(売主の利益が上乗せされていることも原因です)
⑤既存はリフォーム代がかかることが多い。(最近はリフォーム済み物件も増えています)
⑥新築は建物の品質・性能が設計図でしか判断できませんが、既存はすでに何年も経っているので、ある程度確認できます。
⑦新築(マンション)は住んでみないと周囲の人がどんな人かわかりませんが、既存(マンション)はある程度わかります。
⑧新築は売買価格+諸費用で購入できることが多いですが、既存はプラス仲介業者の手数料が必要になることが多い。
⑨新築は住宅ローンは余程問題なく通りますが、既存は物件によって融資が否認されたり、返済期間を短縮されたり、融資額を減額されることがあります。
⑩各種税制は、新築の方が既存より優遇されています。
⑪新築は売主による保証が引き渡しから10年間ありますが、既存は売主が宅建業者なら2年以上、それ以外は2~3カ月が多く、一切保証しない場合もあります。
以上羅列してみましたが、総合的に判断してみなさまの条件に合う方を選ばれれば良いと思います。