鉄骨系の大手ハウスメーカーで住宅を新築中のお客様からの依頼で、上棟検査に行ってきました。
鉄骨系に限らず大手ハウスメーカーの住宅は、型式認定と言って、事前に国交省に建物の仕様や構造を届け出て大臣の認定を受ける方法で建てられるため、一般的な建築基準法では判断ができない箇所もあり、検査するのは少々難しいのです。
それでもいただいた図面と照合させて問題がないかを確認しました。
結果ほとんど問題ありませんでしたが、ボルトが1か所なかったり、ボルトの締め忘れなどが見つかりました。
構造として大きな問題ではないと考えますが、やはり決められたところにボルトがないというのは穏やかではありません。
結果として手直しを7カ所お願いしましたが、すぐにその場で直していただけました。このあたりはさすが大手です。
このような話は大手の施工でも完璧でないことがあるということを言いたいのではありません。
手直し箇所があれば、必ず直してくれることに意味があるのです。
何万点もの部品を使って建てる住宅です。複数の眼でチェックできればより良い住宅になります。
昨日はこの現場の他、もう1か所上棟検査がありましたが、いずれも猛暑の中、職人さんが頑張っておられました。くれぐれも体に気を付けて良い住宅を建ててください。