新築や購入時の住宅ローン相談は多いのですが、借り換えの相談はほとんどありません。FPとしては、借り換えの相談をいただければお役に立てると思います。
住宅ローンを借り換える理由は・・・
1.返済総額を減らしたい。(利息軽減効果)
2.毎月の返済額を減らしたい。
3.金利上昇リスクを避けたい。(返済額が増えても良いから、固定金利型に借り換える)
の3つがあります。いろいろな本にも書いてありますし、私が執筆している住宅ローンのテキストにも書いています。
ただ最近はもう1つ「団体信用生命保険(団信)を見直したい」という動機が入って来るようになりました。
住宅ローンを利用するには団信加入が原則となっていますが、一般的な団信は死亡または高度障害になった場合、ローン残高の全額が保険金で返済されるものです。
しかし死亡や高度障害以外の健康上の理由で、住宅ローンの返済が厳しくなる人もいることから、最近は団信に追加して「疾病特約付き団信」や「所得保証付き団信」などさまざまな商品が登場しています。
ご自身が住宅ローンを借りたときにはなかった団信が、今借り換えれば利用できるようになるということで住宅ローンの借り換えを検討される方が増えています。
先日ご相談にいらしたお客様は病院にお勤めの方でしたが、日々患者さんを見ていると、死亡や高度障害よりも病気やけがで就業不能状態になる方が多いのを実感しているとのこと。
そのため自分も新型団信に加入しようと思い立ち、借り換えの3つメリットはほとんどないにもかかわらず相談にいらしたものです。
借り換えをするかしないかは別として、相談される価値はあると思います。一度お問い合せください。