日頃お客様から家づくりの相談をいただいていますが、少し目立つある傾向に気づきました。
それは住宅を新築するときの建築会社との工事請負契約について「仮契約をしてきた。」とおっしゃる方が多いことです。
よくよく聞いてみると、契約書を見せられて説明を受け、契約金として何百万円か払って来たというのです。
う~ん、それは本契約です。
先日「仮契約をしたけど、思い返して止めることにした。そうしたら設計図を描いた実費をよこせと言われた。仮契約だから止めてもペナルティーはないと思うが。」という相談がありました。
契約金を払って署名捺印したそうですから、これはもう立派な本契約です。違約事項が発生すれば、当然契約書に従ってペナルティーを負うことになります。
仮契約とはどこから出て来るのでしょうか?私が知る限り仮契約は、プロ野球の新人選手の入団交渉の中で出て来る程度で、家づくりで「仮」はありません。
どうか何かしらの書類に署名捺印し、お金を払うときは慎重になさってください。