ここまである不動産業者が送ってきたDMにあった『マンションが売れない４つの理由』を基にして書いてきましたが、結論としてマンションをより高く、より早く売るにはどうしたらよいかについて書きます。

１．３社の大手仲介業者に査定を依頼する
既存（中古）マンションの販売力は、圧倒的に大手仲介業者の方が強いと考えます。（逆に地元業者は土地に強い）

そこで売り出す前の査定は、大手仲介業者３社に依頼しましょう。

しかし前にも書いたように、査定価格は売却依頼を獲得するために意図的に高く提出する業者がいるので、高い金額を出した業者が良いとは言えません。

総じて高い金額を出す業者の査定書は、根拠に乏しくアバウトなことが多いので読めばわかります。

実際に依頼するのは、査定価格の根拠がしっかりしている業者にしましょう。ただし売り出す価格は一番高い査定価格でも結構です。

つまり根拠が明確な業者に依頼しますが、一番高い価格で出せば良いということです。

「さすがにその価格では売れません。」と言われたら、売れる価格を提示してもらえば結構です。

このあたりの交渉が難しければ、弊社住宅相談センターにご相談ください。

２．媒介契約は専任で
業者を決めたら専任媒介契約で依頼しましょう。一般媒介契約で複数業者を競わせる方法もありますが、最近は一般媒介の場合、営業に力を入れない傾向が顕著ですから、ここは１社だけに依頼します。

３．室内はきれいに
内装をする必要はありませんが、最低限室内はきれいに整理整頓をしておきましょう。いくら中古マンションだと言っても、内覧にいらっしゃるお客様には少しでも良い印象を与える方が望ましいです。

可能であればクリーニングをかけたり、一部内装をすることも良いと思います。見た目を美しくする内容工事は１万円／㎡（延床面積）程度でできます。

４．いつでも案内できるように
これは一番の難題です。内覧したいというお客様が出てきたときに、希望の日時に案内できるかどうか。これが決め手になります。

毎週土日曜や祝日に案内ができないと、なかなか決まりません。売却が決まるまでの間は、家族で出かけることを控えたり、案内希望が入ったら、最優先で日程を合わせるようにしましょう。

５．第一印象
何事も第一印象が大切です。
室内に入って暗いよりは明るい方が良いので、照明を点灯させておき、カーテンを開けておきましょう。場合によっては音楽を流したりお香を焚いたりします。

最期に、できるなら空き家にしてから売ることをお勧めします。人が住んでいないので、内覧するお客様も気軽にしっかり見学できますし、鍵は業者に預けるので、いつでも内覧してもらうことができます。

ただ通常は売却したお金で、次の住み替え先を購入することが多いと思いますので、無理にされる必要はありません。

※弊社住宅相談センターでは、売却をスムーズにするためのサポート業務＝売却あんしんパックをご用意しています。ぜひご利用ください。