マンションをより高くより早く売る方法⑤

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マンションをより高くより早く売る方法⑤

私のマンションが5ケ月売れないのを見て、登記簿謄本を調べて「早く売りますよ」というDMを送ってきた不動産業者の話の最終回。便宜上この業者をX社とします。

不動産を売る場合、不動産業者は売主と媒介契約を結んでから販売活動に入ります。契約には3つのパターンがありますが、私の契約形態は、知り合いの不動産業者Z社だけ1社に任せる専任媒介契約です。

専任媒介契約の場合、他社(今回の場合X社)は売主(今回の場合私)と直接交渉することはできません。

ところが今回X社は、私に対してDMを送って、現在結んでいる専任媒介契約を解除させ、私と直接取り引きすることと狙ったもので、業界用語では「専任破り」とか「抜き行為」という好ましくない行為になります。

仮に私がZ社の専任媒介契約を解除して、X社と媒介契約を結んだとすると、X社が買主を探して来れば、私はX社に手数料を規程の半額(X社のDMでは手数料を半額にすると書いてあるので)を払い、X社は買主からも、おそらくこちらは規定の金額を受け取ることができるので良い商売ができるわけせす。

このようなことを狙って、すでに売り出している物件にアタックすることは業界では敬遠されていますが、X社の行為はそれに該当します。

もし本当にX社に買主がいたり、X社が買い取るのであれば、現時点で媒介契約を結んでいるZ社を通じて申し込んでくれば良いのです。

この「抜き行為」が良いか悪いかではなく、こうした行為をする業者は一般的にまともな業者ではないので相手にしない方が良いのです。

またX社にホームページを見ると、「不動産屋+設計事務所の不動産屋らしくない不動産屋」と書いてあります。

つまり中古マンションを買い取って、リノベーションして再販する、最近増えてきた買取再販業者と思われます。

買取再販業者は物件を買えなければ仕事がないので、仲介手数料を半額にすると謳って、長期間売れない物件を安く買い取ろうとするわけです。

X社が買い取るときは、売主は仲介手数料を払わなくても良いので、その相当額分を値下げして売っても手取り額は変わりません。

私の場合、すでに住み替え先に引っ越しているので、自分でリノベーションすることもできますし、実際にしようと見積もりも取りました。

同じことを一般の方にしましょうと言っても難しいと思いますが、自宅を高く売りたければ、少しでもきれいにした方がよいでしょう。できるようでしたらチャレンジしてみてください。

ということで、藁氏の場合は売れなくても特に困っている訳でもないので、引き続きZ社にお願いしていたところ、X社にお願いするまでもなく良い買主さんが現れ、先週無事契約ができました。

ちなみに売買金額は、私の査定額とピッタリ同じ金額でした。というか、もう少し値下げしてほしいとの打診がありましたが、自分の査定額にこだわったので「この金額以下には下げられません。」とお伝えしたところ、査定額で契約になったものです。