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住宅系の建築費がどのくらい上がっているか

以前ローコストの戸建て賃貸住宅を建てていた建築会社の役員さんとお話をしました。

建築費が高騰しているため、3年前なら1500万円程度(付帯工事等込み)でできていた戸建て賃貸住宅が、今は2200万円を超えないとできないとのこと。(46%上昇したことになります)

この間、住宅の賃料は上がっていないので、投資利回りが低下してしまい戸建て賃貸住宅への投資は減退している。

賃貸住宅だけでなく、一般の住宅やマンションの工事費も高騰中。2年前なら坪60万円台でできた鉄筋コンクリート造のワンルームマンション(8階建て)も、今なら80万円弱とのこと。(20%以上の上昇)

そして役員が最後に付け加えました。仮にお金は出すという人がいたとしても、現場監督が不足しているので、ご希望の完成日に合わせて着工することはできません。半年以上お待たせすることになると思いますが、待っている間にまた価格が上昇します。

つまり新築住宅の建築は、日本の建築業界の構造的な問題で価格が高騰しているのであって、仮にコロナ禍が終わっても、高くなることはあっても下がることはないということです。

現在建築計画をお持ちの方で、土地探し中の方や打ち合わせ中あるいは請負契約前という方は、工予算を上げるか、仕様・設備のグレードを下げるか、面積を狭めるか、いずれかを考えておく必要があります。

また新築するのではなく、建っているもの(既存住宅)を購入してリフォームするという選択肢もありますね。

※参考までに、2020年5月と2022年2月の名古屋圏の建築費(請負金額ベース)を比較した統計を見ると・・・
木造住宅の建築指数 120.2 → 128.0
鉄筋コンクリート造のマンションの建築指数 115.5 → 133.0

となって急上昇しています。