東京の仲介業者さんと情報交換をしていたところ「不動産は申し込み順で売主との交渉権が与えられるのが一般的だったが、最近は購入の申し込みだけではダメで、住宅ローンの事前承認がないと受け付けてくれないケースが増えてきた。」とのこと。
不動産探しでは、①物件見学~②購入申し込み~③売買契約締結~④住宅ローンの事前審査申し込み~⑤同承認~⑥引き渡しという手順で進むのが一般的でしたが、③の後に④住宅ローンを申し込んで、仮に融資否認となった場合、売主さんはまた最初から買主を探さなければならなくなります。
この手間を省略するために、③売買契約の前に④住宅ローン事前審査申し込みと⑤同承認を持ってくることで、契約が解除されることなく進めることができます。
当然と言えば当然ですが、買主さんとしては、まさかそのような早い展開でことが進んで行くと思っていないので、より有利な住宅ローン選びをする間もなく、多くは仲介業者が勧める金融機関に申し込んで承認を取り、そのまま融資を受けることになります。
まずは不動産を購入することが優先とは言え、住宅ローンは金融機関・商品によって大きく負担額が違ってきます。多い時には数百万円も差が出ることがあります。
ただこの進め方を否定することはできないので、今後は超特急のスピードで進んでも、有利な住宅ローンが選べるように物件を見に行く前から準備しておく必要があります。
不動産探しと住宅ローン選びはセットだと思ってください。
※住宅相談センターは、より有利な住宅ローン選びのアドバイスをします。