大手ハウスメーカーの営業部長が情報交換にいらっしゃいました。
話の中で、最近は自社の提携ローンを使う人が以前より減ったようだ。どうもネットでお客様自身が探していらっしゃるようで、私が知らない金融機関を逆提案されることが増えたとのこと。
お客様の方がよく研究されていらっしゃると苦笑いをされていました。
プロとしてダメじゃんと申し上げました。
正直ハウスメーカーの営業マンは、住宅ローンの取次件数では抜群の実績を誇ると思いますが、決して住宅ローン全般に精通しているわけではありません。
お客様が探してくる金融機関はどのようなところが多いかとお聞きしたところ、多くは表向きの金利が低く表示されているネット銀行とのことでした。
しかしこのブログで何度も取り上げていますが、表向きの金利が低い=一番有利なローンということにはなりません。
近年は金利だけでなく、事務手数料・保証料・疾病特約などの団信などが多様化していますし、比較が難しいものになるとポイントが付くローンや、他の買い物が有利になるローンなども登場しています。
これらを総合的に計算するとともに、お客様の住宅購入後のライフプランを含めて判断すると、弊社ではネット銀行はほとんど使っていないという結果になっています。(もちろんネット銀行をお勧めするケースないわけではありません)
住宅ローン選びは、金利のほか諸費用・団信も比較したうえで、お客様のライフプラン・将来の家計まで含めて選ぶ時代になっています。大変難しい時代になりました。
営業部長もまだまだ頑張れますって!