前回、不動産業者は両手取引を狙っているという話を書きました。
土地取引で売主・買主双方から仲介手数料をもらうことができれば、業者は本当にラッキーです。
みなさま土地を探していらっしゃる方も、できるだけ多くの不動産会社を訪問して、両手取引になる確率を上げるようにすると良いでしょう。
ところが最近はこの両手取引ができる優良な(不動産業者にとって)買主が現れているので、一般のお客様には大変辛い時期になっています。みなさんのライバルになる買主です。
それは建売業者です。
少し前の建売業者なら、一般の方が買えない少々広めの土地を安く買い取って、何区画かに分けて建売住宅を建てて分譲していたのですが、最近は様相が違ってきました。
土地物件が少なくなってきたので、一般の方が探しているような50坪程度の土地を買い取って、(しかも最近は相場価格で買い取っています)その50坪を2区画に分けて2棟の建売住宅を建てるようになったのです。
これは一般の買主とガチンコで競合するわけでたまったものではありません。
彼らはプロですから、不動産業者から土地情報をもらうと、すぐに現地確認をして(場合によっては現地も見ないで)購入の意思表示をしてきます。早ければ1時間で返事がきます。
さらに彼らは住宅ローンを使いません。現金で購入するので契約するのも早いし、引き渡しも早い。
しかもプロなので、多少何か面倒なことがあってもプロとして買ったのだから文句を言いません。
さらにここで建売業者に売っておけば、次も買ってもらえるかもしれない。つまりリピーターになる特典までついて来るのです。こんな楽な買主が増えているのです。
これに対して一般のお客様は、・・・
土地情報を流しても「次の日曜日に見に行ってきますね。」と時間がかかる。
現地を見ても「価格が妥当かとか、周辺環境や学区を調べたいし、住宅相談センターにも見てもらいたいと思っている。」となかなか返事が出ません。
さあ買いたい!となっても、先に住宅ローンを通しておかないと契約ができない。
ローンが楽に通れば良いのですが、書類不備で審査に時間がかかるなどしていると何日も経過してしまう。
めでたく契約したとしても、ここが悪いあそこが気になると言われる。
一般の買主さんは、今回土地を買ったらそれで縁が切れリピーターになることはほぼありません。
さぁここまでお読みいただいて、みなさんが不動産業者だったら建売業者か一般のお客様かどちらに売りたいと思いますか?
どう考えても建売業者でしょう。
今土地探しをされている方は、このような環境の中にいらっしゃるということを理解していただきたいと思います。
では一般の方が建売業者に勝つためにはどうしたら良いでしょうか?それは次回書きます。
