先日ある企業の社員様向け住宅セミナーでお話しした「間取りづくりで気を付けたい点」の話で、収納を取り上げました。
収納スペースの目安というと「収納率」が知られています。収納率とは住宅の床面積に占める収納面積(水平投影面積)の割合を言います。
収納率は10~12%あると間取りの満足度が高いとされ、それより少なくても多くても満足度が低くなるという傾向が見られます。
それを踏まえて収納率を間取りを作るときに計算しても良いと思います。
しかし収納スペースは平面だけではありません。高さも奥行きもあるのですから、水平投影面積だけで計算するのは十分ではありません。
そこで収納率の他に
1.体積は十分か
2.必要な箇所にあるか
3.モノの出し入れに問題はないか
このような点にも注意していただきたいと思います。体積が不足しているのなら、中段や天棚を増やせば体積を増やすことができます。
さてそもそも収納を検討するときに一番大切にしていただきたいのは、お住まいになるご家族の収納に対するポリシーです。
例えば、自分はリビングに衣類が散乱していても気にならないという人もいるでしょうし、室内にはタンスやチェスト以外モノは置きたくないという方もあると思います。
それぞれの収納に対するポリシーがあると思うので、散乱していても気にならない人に、モノはクローゼットやチェストに入れて表に見えないようしましょうという必要はないのです。
新居に住むのはご家族ですから、このポリシーを曲げてまで収納を作る必要はありません。
結論としてお住まいになる方が、収納をどう考えているのか?このポリシーの確認を最初にしていただきたいと思います。
