阪神淡路大震災から27年・住宅に関する教訓

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阪神淡路大震災から27年・住宅に関する教訓

本日は阪神淡路大震災から27年。その後東日本大震災が発生したため、印象が薄れた感がありますが、私にとってはこちらの方が印象に残っています。

距離的に近いこともあり、また日本FP協会初の被災者向け相談会にボランティア相談員として行ったからでしょうか。

またその後、住宅特需となり、ハウスメーカーに勤務していたため、わざわざ名古屋から西宮市の住宅新築の受注したことも印象に残っています。

この震災の住宅に関する教訓は多数ありますが、今から住宅の新築・購入をお考えの方に参考になればと思い、いくつか挙げてみます。(主に木造について)

1.バランスの悪い形の家は避けましょう。
一番地震に強いのは、総2階で凹凸が少ない家です。デザイン的には味気ないですが、耐震性の点ではこれが一番です。複雑な形状の家に被害が多く見られました。

2.違法建築は止めましょう。
建築確認を取って新築し完了検査を受けた後に、改造して違法状態にすることは止めましょう。小屋裏収納を増設したり、吹き抜けを止めて床にするなど、今でもときどき見られますが、違法建築に被害が多かったことを見れば、改造は止めた方が良いと思います。

3.手抜き工事やミスに注意
設計図は適法でも、工事中に手抜きやミスがあって、そのまま建ってしまった住宅の被害が多くありました。工事中に第三者検査(ホームインスペクション)を入れてチェックすることをお勧めします。

施工ミスや手抜き工事が原因とみられる被害も多くありました。

4.入居後のメンテナンスをしましょう。
新築住宅に入居して以来、ほとんどメンテナンスをしなかったために躯体が弱くなり被害が大きくなったケースがありました。

シロアリ被害や雨漏れによる躯体の腐食などを放置しないように適切にメンテナンスしましょう。

阪神淡路大震災以降、木造の耐震基準が改正されましたが、最近の建築現場でも、本当にこれで大丈夫かと心配になる現場も見られます。

弊社住宅相談センターでは、住宅の耐震性についてのアドバイスも行っています。一度ご相談ください。