住宅の新築・購入時に気にされる方はそれほどいらっしゃいませんが、防犯性能にも気を付けていただきたいと思います。
愛知県は泥棒天国として知られる県で、侵入盗の認知件数は全国一と言われています。
さすがに一昨年2020年の認知件数は、コロナ禍の影響か対前年33.7%減と激減しましたが、それでも全国的には高い件数です。
よく防犯カメラの設置や警備会社との契約が有効と言われますが、しないよりは良いですが、決め手になるほど効果はないのが実情です。
対策としてお勧めするのは・・・
1.サッシのCPガラス化
CPガラスは防犯ガラスの認定を受けたガラスで、隅にCPマークが貼ってあります。打ち破るのに5分以上かかるため、泥棒が作業しづらいと言われています。
小窓からは入らないので対策をしなくても良いと言われますが、人の肩が抜ける大きさであれば、簡単に侵入することができます。小窓にも注意が必要です。
2.門扉にもインターフォンを付ける
最近は外構工事を簡素にする傾向があり、インターフォンも玄関だけに設置される方が増えていますが、敷地内深く、玄関付近まで侵入を許すことになりますので、門扉にも設置されることをお勧めします。
3.昇降できるものをなくす。
住宅のまわりに梯子の代わりになるような物を置かないこと。電柱やゴミ箱を使って2階に登って侵入できてしまいます。
4.声かけ
泥棒はよそ者ですから近所をうろついていれば違和感があります。地域住民が日常あいさつや声かけすることで、よそ者がコミュニティーに入りにくくすることが有効です。
どろぼう被害は身近でないために、家づくりで注意される方は少ないと思いますが、入られると被害は甚大です。物理的な被害(シャッターや窓を破壊するなど)、金銭的な被害、そして何より精神的被害が大きいので、絶対に入られないような対策が望まれます。
弊社住宅相談センターでは、防犯診断士と協力して、住宅の防犯診断も行っています。是非ご利用ください。