大手ハウスメーカーの営業部長が心配する最近のお客様の家

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大手ハウスメーカーの営業部長が心配する最近のお客様の家

大手ハウスメーカーの営業部長から聞いた話。(このハウスメーカーをX社とします)

部長が若い頃のお客様は、追加工事やインテリア工事の見積書を見せると「高いけど保証の問題もあるし、Xさんに任せれば安心だから。」という人ばかりだった。つまり経済的に余裕がある人が多かったとのこと。

ところが、最近のお客様は見積書を出すと「ネットではこの金額で売っているのに、なぜXだとこんなに高くなるんだ!?」という方が増えた。

また資金計画もギリギリの方が多くなっており、お客様側も相当無理をしているのがわかる。営業マンもノルマがあるので無理な営業をしているように見える。

X社を気に入ってもらえるのはありがたいが、将来が心配とのこと。

資金計画を見ると、おそらく将来の外壁や屋根のメインテナンス費用やリフォーム費用を出す余裕がないように見える。

X社には今後成長が期待されるリフォーム部門があるが、将来の顧客になるとは思えない。

話は以上です。

X社はハウスメーカーの中でも建築費が高いメーカーですが、30年前なら坪単価70万円でできていたものが、今は90~100万円超が普通になっています。40坪の家なら800~1000万円のアップです。

この間、お客様の収入は横ばいで、ただ住宅ローンの金利が低くなっていることや、夫婦共働き世帯が増えていること、各種減税や補助金などが充実してきたことを踏まえても、無理して新築していると考えられます。

大手ハウスメーカーで新築することは、職場や友人に誇ることができるブランドなので、無理をしてでも建てたいと思う気持ちはわからないでもありません。

この問題は新築時には表面化しませんが、築後20年、30年と経過したとき、メンテナンスができないボロボロ(表現が悪いですが)の家と、適切にメンテナンスされた家で見た目でも大きな差が出ているものと思います。

両方ともX社の家ですが、果たして職場の同僚や友人が見たとき、どう評価されるでしょうか?