弊社住宅相談センターは、より安心・安全・スムーズに住宅・マンションを買える・建てられるようにアドバイスする会社ですが、「相談センター」などという社名のためかトラル相談も多く寄せられます。
大抵のトラブル相談は、弁護士さんや行政の窓口などをご案内しているのですが、今回は結露の相談。これは話を聞いたり現場を見てくれる人がいないので、弊社が出かけて行って診断することにしています。
結露相談では「雨漏れしているのではないか。」とか「欠陥住宅ではないか。」と言われる方が多いのですが、結果はそうでないことの方が多いようです。
結露は室内の暖まった水分が室外の冷気に触れることで温度差が生じて、壁やガラス面に発生し、それを放置するとカビが繁殖することもあるので大問題ではあります。
特に近年の住宅は断熱性能を上げるために気密性が高くなっているので、水分の逃げ道が極端に少なくなっており結露が発生し易いと言えます。昔の家のように隙間風が入る家なら結露は発生しませんね。
そこで対策をどうするか?
1.室内の水分を極力減らす。
ガスファンヒーターやガスコンロ・加湿器・洗濯物の室内干しなどは大量の水分を発生させます。なるべく利用しないようにした方が良いでしょう。
2.換気を良くする。
最近はシックハウス対策のために24時間換気システムの設置が義務付けられていますが、停めてしまっている方が多く作動していません。また給気口・排気口の前に家具が置いてあるなど、本来の役割を果たしていないことも多く見られます。
24時間換気システムは結露防止のための設備ではありませんが、換気という点では使った方が良いと考えます。24時間作動させてください。
合わせてレンジフードの換気扇やトイレ・浴室の換気扇もできる限り作動させてください。
3.断熱材の施工ミス
結露の原因として断熱材の施工ミスが考えられますが、現場を診断した中で明らかにそうだと言えるケースはほとんどありません。
赤外線サーモグラフィを使って壁の中を透視しますが、とりあえず断熱材は入っています。
入っていない住宅は、新築時に断熱に関する規程が重視されていない古い時代の住宅で見られる程度です。
ただ、だからと言って断熱材に隙間があって良いということにはなりません。できることなら補修していただきたいと思います。
弊社が結露診断に行くと、それなりの費用が発生します。まずは上記の対策をやってみてください。
それでもなお結露が収まらない場合は、ご相談いただけますか。
