どうしても心配なデザイナーズ系建築士の家

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どうしても心配なデザイナーズ系建築士の家

建築士さんと言っても、その業務内容やスタイルは様々で、基本的には「意匠」「設備」「構造」の3分野に分かれており、一般の方が住宅を新築されるときは、ほぼ「意匠設計」の建築士さんと打ち合わせることになります。

「意匠設計」の建築士さんの業務スタイルで、みなさんに馴染があるのは「デザイナーズ系」と言われるおしゃれな家を設計してくれる建築士さんでしょう。

見た目に優れ、しばしば建築雑誌などに登場する先生です。

弊社住宅相談センターが新築中の住宅の第三者検査に行った中にも、その手の先生が設計した住宅があります。

ところがその住宅は、構造上や施工上大変問題があることが多く、施工中に手直しをお願いすることが多いのが特徴です。

デザインを重視するために、例えば雨仕舞い(あまじまい:雨漏れを防止する措置)や耐震性を軽視した設計が多く見られます。

また施工中の監理業務をされたことが少ないのでしょうか、施工上基本的な間違いにも気づかれないことが多いのです。

例えば先日うかがった基礎工事の検査では、地面に敷いた防湿シートに多くの穴が開いていたのですが、「穴は埋めた方が良いですよ。」という弊社の指摘に対して、「穴が開いているとダメなんですか?」と質問されました。

そもそも基礎の下に防湿シートを敷くのは、地中の水分が基礎に浸透して鉄筋を腐食させないためであって、穴が開いていては水分が浸透し放題で意味をなしません。

まさか美しく見せるために防湿シートをしていると思っておられるのではないでしょうね?

これはほんの一例で、デザイナーズ系の建築士さんの設計と現場監理は相当心配だということ。少なくとも弊社が現場にうかがった限り、これは間違いなく断言できることです。