ネット銀行の住宅ローンは便利だが、デメリットも多い

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ネット銀行の住宅ローンは便利だが、デメリットも多い

最近はネットを利用して住宅ローンの申し込みをされる方が増えています。ネット専業だけでなく、メガバンクもネット専用の住宅ローンを用意するなどネット申し込みに力を入れています。

ネット申し込みメリットは、
・自宅から手軽にできる
・日時を問わない
・融資金利が比較的低い
などがあります。

一方でデメリットは、
・専門的な説明も自分で読んで理解しなくてはならない
 リアル店舗なら、担当者がいちいち説明してくれますが、ネットの場合は、全文を読んで「同意する」をクリックすることで内容を理解したものと判断されます。これは相当難易度が高いと思います。

・審査に意外に時間がかかる
東京を中心としたセンターで全国からの申し込みを一元的に審査するため、地方の事情に精通していないこともあり、また件数が集中することから審査には意外に時間がかかります。

私の個人的な感想を言えば、近所のリアル店舗の方が圧倒的に早いように思います。

そして最も重要と考えるデメリットは、融通が利かないということです。

ネット申し込みは決められたフォームに、問われた内容を入力して行いますが、例えば「勤続年数」の欄に「5ケ月」と入力すると、「融資否認」となる可能性が高いと思います。

これがリアル店舗なら、「前職時代にスカウトされて、年収も大幅アップすることもあって転職しました。」と言えば、そのまま通っていきます。

これは一例ですが、こうしたことが大変多いのです。

せっかく「融資承認」になると思われる人でも「否認」されたり、改めて審査して「承認」」になるまで時間と手間がかかることになります。

ネットを使った住宅ローンの申し込みは、金融機関側からするとコスト削減のために導入しているわけで、当然と言えば当然のことですが、なるべく早くストレスなしで承認を取りたいと考えるユーザー側からすると、必ずしもメリットにはなりません。

また弊社住宅相談センターの営業エリアでは、ネット銀行より有利な金利等の条件を出す金融機関もあるので、ネット銀行の優位性は絶対的なものではありません。

ネット銀行を無視する必要はありませんが、より良いローン商品があることも事実なので、リアル店舗の金融機関にも声を掛けることが良いと考えます。