弁護士先生からの忠告。
「ウッドショック」に続く「半導体ショック」で、住宅本体だけでなく、半導体を使用している住宅用設備の入荷の遅れや価格高騰が問題になっているので注意するようにとのこと。
特に半導体ショックの場合に影響が大きいと考えられるのが、太陽光発電システム用のパワーコンディショナーだそうで、大幅な入荷の遅れが懸念されています。
なぜこれが大きな問題かというと、発電パネルの価格だけでなく、FITによる売電価格に影響するからです。
FITの認定が下りると、その年の売電価格が適用されますが、これが1年過ぎても接続しなければ失効となり、再申請することになりますが、そうすると売電価格が変わることになり、その差額が問題になります。
施主様としては業者に差額分の損害賠償を求めたくなると思いますが、いかがでしょうか?
ただ弁護士的に言うと、これをすべて業者の責任として負担を求めるのは法理上難しいのではないかということです。
日本の工事請負契約書で、その点まで細かく決めていることはないでしょうし、過去の類似の事案の判例では、業者の責任を認めたケースは少ないそうです。
施主様のお気持ちはわからなくもありませんが、これほどの想定外の事態を建築業者だけの責任にするのは難しいようです。
注意しろと言われても、弊社のやれることには限りがあります。申し訳ございません。