半年前はウッドショックが住宅業界を震撼させましたが、まだ影響は残っているようです。
ウッドショックはコロナ禍が引き起こした災いでした。
そうは言っても何とか乗り切ったかと思いきや、コロナ禍の影響はその程度では収まらないようです。
今度は東南アジアを中心として感染者数が増加しており、住宅設備関係の生産工場が稼働できなくなっているとのこと。
従業員は自宅に帰らず工場に寝泊まりして生産活動に従事しているが、それでもフル稼働はできない。結果として納品が遅れる事態となっています。
これで納期が遅れるだけならまだしも、現在日本では住宅の新築・リフォームに対して、グリーン住宅ポイントを付与する制度を実施中です。
工事内容とポイントを交換できる制度(追加工事交換)があるため、これを利用するには来月10月末までの契約で、来年1月15日までに完了報告を提出する必要があります。
万一納品が遅れて完成が遅れるようなことになるとポイントも利用できなくなる可能性があります。
ポイントは最大100万ポイントですから、すべてが納品遅れになるとは言いませんが、大きな影響であることは否定できません。
私の知っているリフォーム業者は、納品可能な別のメーカーの設備に変更して何とかポイントを利用できるようにしているそうです。
現在ポイント利用をご検討の方で特に追加工事交換をご検討の方は、一度建築会社にご確認ください。