昨日はオンラインで、ある企業の社員様向け住宅セミナーを担当しました。
今回は「住宅セミナー中級編」だそうで、それなりのレベルにしなければなりません。
何をお話ししようかと悩んだのですが、できるだけ実務的な話にしようと、『自分はいくらの住宅・マンションを買っても良いのか?』と『購入申し込みから入居までの道のり』という2つのテーマでお話ししたところ、思わぬ高評価をいただきました。
このような話をする人が他にいないのでしょうか?
特に前段で、弊社住宅相談センターに過去に相談があったお客様のキャッシュフロー表(家計のシミュレーション)を事例としてご紹介したところ、結構な反応が。
・住宅ローンの返済負担率(年収に対する住宅ローンの年間返済額の割合)18%以下の方でも、途中で貯蓄が底を尽くことがある。
・駄な保険を見直すだけで、一気に家計が改善される。
・繰上げ返済は貯蓄があるからと言ってできるものではない。
・月額1万円の収入があるだけで、老後の家計が劇的に改善される。
このようなお話をグラフを使って説明したのですが、知らない話だと評価いただきました。
実際このケースは、私が相談を受けたお客様の中でも大変分かり易いケースでしたので、ときどきセミナーで使わせていただいています。
このキャッシュフロー表を住宅購入の前に作成すると本当に役に立ちます。
総予算いくらまでなら安心か?
何歳の時に、いくらまでなら繰上げ返済しても良いか?
金利がどれほど上昇しても家計は安泰か?
などなど、あくまでシミュレーションですから必ずそうなるとは言いませんが、1つの目安になり安心して住宅購入に進んでいただけると思います。
これから住宅・マンションを購入される方は、是非キャッシュフロー表を作成されることをお勧めします。
後半の「購入申し込みから入居まで」は、確かにものの本には書いてありますが、実際に使う書類(重要事項説明書や付帯物表など)をご紹介しながら説明されることは少ないと思います。
この点も喜んでいただけたかと思います。
この調子で「上級編」も担当できたらありがたいのですが・・・セミナー講師はそう甘くないのです・・・