新築時に住宅性能表示をやっておくメリット

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新築時に住宅性能表示をやっておくメリット

住宅性能表示制度という仕組みがあります。新築したり購入する住宅の性能や品質がどの程度なのかを「構造の安定性」や「高齢者への配慮」など10分野の項目を、国が定めた基準で評価し等級表示することで、誰でも客観的に比較することができるという制度です。

例えば耐震性は1~3等級まであり、3等級は1等級の1.5倍の耐震性があるとされています。

この制度の一番のメリットは、住宅の品質や性能が一目でわかることですが、もう1つ耐震等級が表示されていれば、等級に応じて地震保険の割引が受けられることがあります。

1等級なら10%、2等級なら30%、3等級なら50%の割引になります。

このことを知った方から、新築後10年経過しているが住宅性能表示を受けて地震保険の割引を受けなられないかと相談がありました。

実はこの制度は既存(中古)住宅にも利用できることになっています(9分野)が、ほとんど利用されていないのが実情です。

新築時であれば、住宅の構造体がどうなっているのか?設計図と一致しているのか?などを検査することができるので、性能評価書を発行することにそれほど問題はないのですが、既存住宅は出来上がってしまっており構造体を見ることができません。

また新築時の設計図書をフルに保存している方は少ないので、まずは耐震診断から始め、それがクリアしたら等級判定をするという手順になります。

またそれなりに費用も必要になるので、仮に無事に評価を受けられたとしても、その費用を超える地震保険の割引が受けられるかは不明です。

そういうことですから評価のテーブルに乗る前に断念されるケースが多いようです。

地震保険の割引は住宅性能表示制度だけでなく、長期優良住宅の認定を受けていても受けられますが、新築時に住宅性能表示を利用しておけば、あとで苦労することはないと思われます。