鉄骨造の住宅の音鳴り問題は欠陥?

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鉄骨造の住宅の音鳴り問題は欠陥?

ネットで住宅に関する情報を検索していたら、「音鳴りが止まない欠陥住宅」というページに遭遇。大手ハウスメーカーで鉄骨造の住宅を新築した人のユーチューブです。

新築直後から、家本体から音が鳴るそうで、アフターメンテナンス部門を呼んで調べてもらい対応してもらっているが、いまだに直らない。このハウスメーカーで新築を検討している方に、実態を知ってもらおうとアップしたとのことです。

実際に音が出ているシーンも流していますが、パチッパチッと、さすがに私もこれほどの音は聞いたことはありません。

施主さんが顔出しで話しているのですが、それによると・・・

早ければ朝5時頃から鳴る。夕方陽が沈む頃に鳴ることもある。ひどいときには5~10秒間隔で鳴るとのことです、壁の中や樋の裏が発生源のようです。

私も鉄骨造のハウスメーカーにいたのでわかるのですが、実はこれは鉄骨造の弱点で珍しいことではありません。

朝、陽が昇ると気温が急に上昇します。それによって柱や梁などの鉄部が暖められて膨張し、その際にパチッと音が出るのです。猛暑で鉄道の線路が曲がってしまうのと同じ原理です。

夕方も陽が沈むと急速に温度が下がり、鉄骨が収縮するので、これによって鳴ることもあります。

このハウスメーカーでは樋の裏の「鼻隠し」と言われる部材も金属製のようで、そこも同じ原理で鳴るようです。これは私も初耳です。

最近ではハウスメーカーの熱対策も進んでおり、新築時には鉄骨の柱や梁を断熱材で覆ったりしているようですが、鼻隠しは外部に面している箇所なので断熱材で覆うのは難しいと思われます。

間違いなくこれが原因ということはハウスメーカー側もわかっていると思いますが、柱や梁など構造体が鳴るなら新築後では建て替えるしかなく、そう簡単に話がつくものではないので、何度交渉しても解消できないと思います。