今年住宅を新築される方は、本当にご苦労されていると思います。

春先からのウッドショックは、鉄骨造に波及して値上がりしており、木造に限った話ではなくなっています。

ウッドショックの原因となったアメリカの住宅需要の盛り上がりは、本日の報道によると新築住宅は、販売価格が高くなりすぎて一服したようですが、既存（中古）住宅については、引き続き価格高騰が続いています。

ただこちらも沈静化の傾向が見られており、このまま行けば半年先には落ち着くと考えられます。

しかしだからと言って、日本の住宅価格がただちに下がるということはないでしょう。日本の住宅業界の構造的な問題は解決されないままですので、しばらく価格は現状維持が続くと考えられます。

さて本日は、木ではなく半導体の話です。

半導体不足はトヨタ自動車のようなリスクヘッジを重視している企業にも波及しており、自動車の生産が止まった工場もあるとのことです。

これが住宅にどう影響するかですが、聞くところによると調整機能が付いた照明器具が品薄状態になっており、一部のメーカーでは納期がわからなくなっているということです。

いまや半導体は、照明器具のような小さなものにも使われているそうで、こちらも生産の目途が立たないとのこと。

今から住宅が完成に近づき、照明器具を探される方は、少し早めに動き出した方が良いと思います。

また照明器具以外にも半導体を使った電化製品も多いと思います。そちらへの影響は聞いていませんが、これも電気屋さんに確認していただき、入居に間に合うように準備されることをお勧めします。