新築建売住宅の重要事項説明書にはない項目

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新築建売住宅の重要事項説明書にはない項目

新築建売住宅を購入される方からのご相談で、重要事項説明書を拝見しました。

この物件の広告を見ると「長期優良住宅認定」と書いてありますが、現在の重要事項説明書では、その住宅が住宅性能評価を受けたかどうかについては説明義務がありますが、長期優良住宅かどうかについては項目がありません。

気の利いた不動産会社であれば、長期優良住宅の認定書などを別添資料として添付すると思いますし、さらに良い業者なら、その注意点まで説明すると思います。

しかし通常の重要事項説明では、別添資料は「目を通しておいてくださいね」で終わってしまうことが多いと思いますし、詳細を説明することはありません。

特に長期優良住宅については、不動産業者さんはメリットは説明してもデメリットまでは説明できないと思います。

長期優良住宅のデメリットは、(これをデメリットと言ってしまって良いかどうかわかりませんが)認定申請時に提出した「維持保全計画書」の通りに維持保全をしなければならないということです。

メンテナンスしたりリフォームしたら、その履歴を保存し、劣化箇所があれば補修することで、長期間良好な住宅として維持することが条件とされています。

仮にこれを怠ると、最悪の場合、認定の取り消しや罰金最高30万円が課せられます。

また受けた減税分を返還せよと言われることもあります。

長期優良住宅は、減税メリットばかり強調して営業されることが多いと思いますが、重要なのはデメリットの方です。

重要事項説明を受けるときに、どのような維持保全計画を提出したかについて必ず確認してください。