昨日文化庁の文化審議会は、愛知県一宮市の寺院「瑞芳院の本堂と庫裏」を、新たに国の登録有形文化財として登録するよう文部科学大臣に答申しました。
1813年建築後、濃尾地震で被害を受け、大正4年に現在の地に再建。禅宗の寺がほぼ残っていることと、歴史的景観の維持に寄与しているというのが登録の理由です。
この寺院は弊社建築士部門「住宅相談センター建築士事務所」が関わっています。
当初解体して有効活用することが検討されていたようですが、弊社建築士が保存を主張し、新しい方の庫裏は地域に役立つ施設として利用してもらうこととし(弊社で利用者を探しました)、本堂と古い庫裏は残すことを提案しました。
結果、この度めでたく登録されることになりました。
ただこれからは一層維持管理をしなくてはならないので、解体した方が楽だったのにという考え方もあります。弊社も協力して地域のみなさんとともに守って行きたいと思います。
住宅相談センターは、住宅の新築だけでなく、街の環境の維持向上にも努めています。