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土地探しで水害に気をつけるために調べること

土地探しで水害に注意するには、どのようなことに注意したら良いかということについて書いてきたところ、「自分が買おうとしている土地は大丈夫でしょうか?」というご相談をいただきました。このブログも少しは役に立っているようです。

その土地は名古屋市内のある場所。私の頭の中にはすぐにお答えすることができる程度のデータはある場所ですが、念のため調査しました。

この場所は大変人気がある場所で地価も高いところですが、意外に地質について知られてない場所です。

この土地の東側に川が流れていますが、この川を挟んで東側と西側は地質がまったく異なる「分かれ目」と言える場所です。

東側の地層は70~15万年前に形成された強固な地層です。川の両脇は1万8千年~現在までに形成された新しい地層。そしてこの土地があるのは、その西側で15~7万年前に形成された地層です。

一応川の氾濫による洪水も考えられる場所ですが、ハザードマップでは浸水範囲外とさなっていました。

この地層は地震による液状化が起こりやすい地層です。名古屋市の地震ハザードマップを見ても、川の東側は液状化の可能性はないとなっていますが、川の西側は「液状化の可能性が高い」ことを示す赤いマークがびっしり並んでいます。

また木造住宅を新築するのであれば、それほど問題にならないと思いますが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造など重量がある建物を新築する場合は、相当深いところまで杭を打たなければならない場所なので、地盤補強費用がかさんで資金計画にも影響してきます。

ちなみにこの土地の住所には「水」に関する漢字が1文字含まれています。

と、このような報告を弊社住宅相談センターの仕事として行っています。