昨日土地を探すときに水害を考慮する人が増えているという話をし、ハザードマップの他にその土地の昔の地名を調べるのが有効ですとして、水害が予想される「水」に関係する地名をいくつかご紹介しました。
気を付けた方が良い地名は他にはありませんか?というご質問をいただきましたのでお答えします。
自然災害に関係する地名については、いくつも本が出ていますのでそれをご覧になることをお勧めしますが、手軽なところでは、国土地理院のホームページにも掲載されています。
とにかく昔の人は自然と共存して生活していたため、災害に遭ったときはそれを記憶して末代に伝えるために地名に残したわけです。
現代社会は自然と共存するというより、如何に自宅の資産価値を上げるかに重点が置かれるようになってしまったため、忌まわしい地名を隠して「○○が丘」とか富士山も見えないのに「富士見台」などと命名するようになってしまいました。
結果として災害の履歴が見えなくなっています。
国土地理院のホームページからいくつか採用させていただきます。「川や湿地などを表す地名の一例」というページです。
阿久津・麻生・浮間・小田・加茂・花見・曽根・鶴留・仁多・和田・大久保・落合・江田など
これを見ると、安心して住める場所は少ないと感じますね。
土地を購入するときは、昔の地名を確認されることをお勧めします。
弊社住宅相談センターでは、土地探しのお手伝いをする際は、必要に応じてこのようなことも調べるサービスを行っています。