先日ある大手ハウスメーカー主催の一般企業の社員様向け住宅セミナーを担当してきました。タイトルは『本当に良い土地に出会うための5つのポイント』
修了後、受講者から2つ質問が出ました。
「良い不動産業者はどうやって探せばよいですか?」
「悪い不動産業者というのは、どのような業者ですか?」
この質問に限られた時間で答えるのは難しいですね。思わず、う~んと唸ってしまいました。
すぐに答えられる回答として、次のように答えました。
悪い業者といってもいろいろいるので難しいのですが、例えば本日の主催者である大手ハウスメーカーさんと付き合っているような業者は、ある程度精査されているはずなので比較的安心して付き合うことができると思います。
このような業者は気を付けた方が良いという業者としては、契約を急がせる業者でしょうか。
物件を気に入ったら、すぐに契約の段取りに入ろうとする業者、契約を焦らせる業者はお勧めできません。しっかり説明責任を果たす業者は良い業者と言えるでしょう。
その見極めとしては、物件を気に入ったら、まず重要事項説明書を見せてほしいとリクエストしてください。
通常この説明書については契約の日に説明を受けるのですが、それではまったく理解できないうちに契約することにもなりかねません。
できれば契約日の1週間前までに入手して読んでおくと良いでしょう。契約日に説明しますからと、事前の提出を断る業者は避けた方が良いと思います。
以上が私のその場での回答です。
よく解説本には、宅建業者の免許番号が古い方が信用があって良い業者などと書かれていますが、私はこのことにはまったく賛成できません。
不動産業者は愛知県だけでも8千店舗はあると思いますので、良い業者、悪い業者の判別は一般の方には難しいと思います。
そのため弊社では、お探しの地域で信用できる業者を紹介する業務も行っています。どうしても不動産業者が探せないとお悩みの方はお声がけください。