住宅(マンション含む)を新築・購入する場合、忘れてならないのは火災保険・地震保険を掛けることです。
保険ですから、仮に該当事故が起こっても、現金で対応できる人は掛ける必要はありません。(何千万円の家ですから、そういう方は少数派だとは思いますが)
ただし住宅ローンを利用する方は、融資する条件として掛けることを求められます。
ただ火災保険を掛けろを言われても、保険会社をどうやって探したら良いかわからないと思います。(生命保険会社では取り扱いがありません。損保会社になります。)
そこで多くの方がローンを融資する金融機関が扱っている保険を利用したり、不動産会社や建築会社が保険代理店となっていれば、そちらから紹介があると思います。
また生命保険で取引がある保険代理店が、損害の代理店になっていることもあります。
とにかく火災保険は各社まったく同じ商品はないので、比較することが必要です。(同じ土俵の商品がないので、比較すること自体が難しいのですが)
いろいろ見積もりを取られることをお勧めします。
一方地震保険は国が管掌している保険で、すべて同じ内容になります。比較する余地がありません。
地震保険は契約する火災保険に付帯して契約することになります。地震保険単体での契約はできません。
両方の保険をフルに掛けるとこうなります。
①建物部分の火災保険
②家財の火災保険
③建物部分の地震保険
④家財の地震保険
また保険料の支払いは年払いと一括前払いがあります。現在火災保険は最長10年一括がありますが、近年の災害の頻発・大規模化に伴ない保険金の支払いが急増していることから、これを廃止して5年一括払いを上限とする予定です。(地震保険は現在でも5年が最長)
例えば一般的な木造2階建て住宅の年払い保険料が5万円だとすると、10年なら50万円払うことにになります。
これを10年一括で前払いすれば、ざっと38万円程度になるイメージです。5年になると25万円が22万円位になるのでしょうか?いずれにしても10年一括支払いより割高になります。
住宅の新築・購入の資金計画のとき、火災保険料も資金計画書に含めてあると思いますが、いかがでしょうか?
多くの資金計画書は「火災保険料5万円」と書いてあるのではないでしょうか?これは年払いで計上している額ですし、地震保険は含まれていません。また家財部分も含まれていないと思います。
できることなら、保険料は長期一括払いがお得ですし、家財まで含めて掛けられることをお勧めします。
実際に災害に遭遇した方の声を聞きますと、家財保険が一番重宝したとの意見が多いようです。