住宅ローンの元利均等返済と元金均等返済

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住宅ローンの元利均等返済と元金均等返済

昨日一般企業の社員様向け住宅セミナーで『有利な資金計画と住宅ローンの知識』というタイトルでお話しました。

その中で質問がありましたので、お答えしたことをここでもご紹介したいと思います。「元利均等返済と元金均等返済はどちらが有利でしょうか?」というご質問。

回答は「一概にどちらが有利とは言えませんが・・・」と前置きして説明に入りました。

同じ3000万円を金利1%、返済期間35年で借り入れた場合。

元利均等返済は初回から完済まで毎月返済額が84,685円で、総返済額は約3,557万円になります。

これに対して元金均等返済の場合は、初回返済額が96,428円となり総返済額は3,526万円になります。ちなみに10年後の月額返済額は89,285円になっており、毎回少しずつ減っていくのが特徴です。

したがって、借り入れされる方のライフスタイルによって有利不利が決まるというのが正解だと思います。

仮に初回の返済額が高くても払えるし、将来お子様が大学に進学するころに返済額が少なくなっていれば、生活は楽になるかも知れません。

また見ていただいてお分かりのように、総返済額は元金均等返済の方が少なくて済むので、家計のキャッシュフロー上では負担が少なくなります。

一方で元金均等返済は取り扱いがある金融機関が少ないのが実情です。

したがって元金均等返済の取り使いがある金融機関を探すより、元利均等返済の一般的な金融機関の中から、より金利等の条件が有利な金融機関を選んだ方が良い結果になるというのが私の見解です。

上記の例で計算してみると、元利均等返済で金利が0.9%の金融機関を探すことができれば、毎月返済額は83,294円で、総返済額は約3,498万円となり、元金均等返済より総返済額は少なくなります。

もちろん元金均等返済の金融機関が金利を下げてくれば、再び逆転しますが、現状そこまで頑張る金融機関はないと思います。